さりげなく支えてくれている人の誕生日を知っている | 子育て~夜遊び~お仕事

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先日、ある人と話していたのですが、非常に疲労感を覚えました。


「あの人は友達だ」「その人は昔から知っている」「あの人とあの人

は自分が紹介した」

話の流れでさり気なく話される分には嫌味がないのですが、面会

時間の半分くらいをそういう話に費やされるとさすがに・・・。

で??

というかんじです。

偉い人や有名人をどれだけ知っているかを誇る人がいます。


自分だってそんな会話をしている時があるのかもしれません。
そんなことで自分を大きく見せてもしょうがないんですが・・・。

一方で、「あの人は優秀だ」「あの人はけっこう考えながらやっている」

「あの人は事業を絞り込めていない」「自分の会社の強みがわかって

いない」等々、人をやたらに評価する会話の多い人もいます。

ここでも、で??

というかんじです。



これだって、単に自分を大きく見せようというだけの会話です。


【すぐに役に立つ人を大切にする】


会社内のほとんどの仕組みが、社員を「ビジネスに徹底してのめり

こませる」ために存在すると言っても過言ではありません。

ビジネスに徹底してのめりこんでいくと、情報に接することも、人に会う

ことも、モノを考えることも、すべてがビジネスのためのものになっていきます。


ビジネスのためのもの、ということは、結局のところ「損得勘定」で考える

ということです。

人に会う時には、損得勘定で、自分にとってこれから「役に立つ人」かどうか

の品定めをするか、何とか自分を「役に立つ人」と印象づけることが目的に

なっていきます。
名刺交換をする時には、その目は「品定めの目」か「売り込みの目」のどちらか

ということです。

人の意識は、どんどん「すぐに役立つ人」か「すぐに自分を役立ててくれる人」

へと向かっていきます。

商売をやって収益を得て、生活の糧を得ている以上、損得勘定を悪として

しまうと生きていくことができません。
それ自体を悪と考えていては会社の経営などできないのですが、すべてが

短期的な視野になってしまっているということです。

会社の目標を管理する仕組みも、人を評価する仕組みも、多くは今期

(長くても来期)の収益をどう上げるかに向かっています。
すべてが、目の前のビジネスにのめり込むように設計されていきます。

「すぐに・・・」「すぐに・・・」


【将来役立つ人だけを大切にする】

「自分にとって将来役立つ人を大切にする」ことと、「今、役に立ってくださっている

人を大切にする」こととどちらが重要でしょうか?

しかも、あまりにもさり気なくて、役に立ってくださっていることを認識しないでいたり、

忘れていたりする人のことを思い出す必要があります。



自分にとっての損得で、人間関係を仕分けていくのではなく、自分をさり気なく

支えてくださっている方々に意識を持つ、感謝をすることが、「すぐに、すぐに病」から

立ち直る処方箋のひとつだとボクは思っているんですね。



どんなに有名人をたくさん知っているよりも、偉い人と親しいよりも、自分の事務所

の掃除をしてくれているお掃除のオバさんの名前と誕生日を、ちゃんと知っていること

のほうがずっとカッコイイし、大切なことだとボクは思うのです。