時間管理。
タイムマネジメント。
どちらもビジネスの世界でよく使われる言葉。
では、本当に時間管理を出来ている組織は
日本にどれくらいあるのか。
とある戦略コンサルの実態調査では、対象の
10%程度しか評価できる「時間管理」ができて
いないということだった。
この問題の中で、着目されるのが「残業」。
人さまの会社を検証するのもおこがましいので
自社を検証してみる。
・就業時間 M-F 9:00 ~ 18:00
※毎朝のGroupMtg 8:45より15分
月曜の全体Mtg 8:00より1時間
では、残業の実態はどうか。
繁忙期の場合、1人あたりの平均残業時間は
80時間を悠に越える。
多い人では130-150時間の残業があり得る。
土日も含め、早朝から深夜まで相当の時間を
仕事に割く計算。
かく言う私も毎日7時には出社し、早朝の静かな
時間を活かした仕事スタイルを続けている。
そのかわり夜は遅くとも22時までには会社をでる
ようにしている。
早帰りという制度もあり、1日は19時までに退社
するというものもある。
でも、持続した運営は難しい。
一方で、残業当たり前業界といわれるシステム
会社で19時以降一切残業をしない、という会社
がある。
社長の方針だそう。
でも、この会社は毎年次予算を伸ばし、粗利も
しっかり伸ばしている。
メンバーには財務諸表や損益計算書を常に公開
し、時間とコストの関係性をよく指導しているという。
たぶん従業員はこの手の資料が苦手で、数字の
中から経営のエッセンスになるポイントを見出す
訓練をしていないのだろう。
その意味で、この会社の方針はすばらしい。
世に沢山ある「時間管理」本も、要はこの財務の
理解によって随分と現場は変わると説いている。
納期の厳守はもちろんのこと、質を維持し向上させる
ヒントも1日の労働時間の中にヒントがある。
まずは、経営自ら「時間」と向き合い、平等に流れる
時間をどのように消費するかを見せなくてはいけない。
今はWebの発達で情報収集や情報整備もだいぶよく
なっている。
これも大事なヒントなのだ。