2008年度の新卒採用も秋を迎え、だいぶ終盤戦へ。
有名大手企業はすでに終息しているだろう。
中堅企業においても成果の是非は別にして、Goalを
見据えていることだろう。
そんな中、すでに2009年度の新卒採用準備が始まり
8月には2年後の採用に関し、計画・ツールなどの大半
が決定していく。
そして再来月の10月にはWebなどの就職サイトが09年
向けとしてOpenし、今の大学3年生は「就活」が開始
されるわけだ。
09年度採用も学生の「売り手」市場が予想され、企業
も一生懸命に施策を講じている。
一方で、説明会やツール、グッズ等の検証と同時に
反省会もこの時期は多く行われる。
よく聞くテーマは・・・
「面接における面接官の教育」
同和問題・人権問題を配慮しない面接官もまだまだ多く、
親の職業や出身地など、基本的に聞いてはいけない
項目について、現場ではまだまだ「質問」しているという
実態だった。
たしかに業種によっては親御さんの職業は大切だろう。
でも、面接の場では学生に関係ない質問となる。
出身地が部落問題に出てくる場所だからといって今の
学生は部落問題すら知らないかもしれない。
年配の面接官ほど、悪意はなくても「昔」の習慣がでる
ようだ。
10月にいろんなサイトがOpenするのも就職支援業界
の都合や企業の採用前倒しの都合もある。
要は倫理憲章は形骸化され、「大人の都合」で学生は
走らなければいけない。
昔は「真夏の暑い日に活動」というイメージだったが、
今では2月くらいには各社説明会が実施され、4月には
内定が出始める企業が多いので、とても寒い時期にOB
やOGへの訪問など、活動のピークが大きく前倒しに
なっているのだ。
もちろん、修士学生(四大生)の3割はまだ就職先がない
という現実もある。
「超売り手」といわれる昨今でも、全員に楽勝な就活では
ないということだけは事実のよう。