思いやり | 子育て~夜遊び~お仕事

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51歳。ビジネスの裏側。
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多種多様にお届けします。

おいしいごはんとおいしいお酒とおいしい会話。



きっとこれは日常の中で結構贅沢な瞬間で、日常生活

の中ですごく幸せな時間でもあるんだろう。


おいしいごはんもおいしいお酒も「相手」次第というところ

もあるので最後の「おいしい会話」というのはとても重要

なのだ。

お酒にもいろんなお酒がある。


うれしいお酒

怒ったお酒

悲しいお酒


他にもいろいろあるだろう。



なんで、こんな話になったかというと先日ある知人と食事

をしていたときにその人が言っていた話で、彼は義肢の

仕事をしていて、生涯や事故なので身体の一部を失った

人に少しでも日常をとり戻してもらおうとこの仕事をして

いる、と語っていたとき隣にいた常連らしき男性が言った

一言で一気に我々もお店全体も冷めた空気になった。



「でも、そういう人も生きているだけでラッキーだな。

 いざとなりゃ俺だって片足なくても、片手なくてもここに

 酒のみにくるだろうなー!」


本人は悪気はないだろう。

でも、何百人もの義肢を手がけてきた彼にはこの発言

がえらく不快なのは容易に想像がつく。

片足を失った気持ちは当人以外誰も想像できない。

それでもその人は強く生きようと義肢に挑戦する。


要は相手の立場や環境を理解しない「空気」のよめん

人が結構世の中には多い、ということ。

私だって気づかずに他人を不快にしているかもしれない。

でも、この日知人は1年かけて両足の義肢を小さい子供

のために制作し、この日に完成した記念の日でもあった。

そんな彼は私に電話をくれ、一緒に乾杯したい。

そういう日だった。

このお店に誘った私は申し訳ない気持ちで一杯だった。



口は災いの元

相手の立場に立って発言しよう


どこの学校にもありそうな標語。

年齢を重ねるほどこういう言葉の重みを痛感する。