学生諸君はいま夏休みを満喫しているだろう。
高校までの夏休みといえば、いわゆる「宿題」があり
休みが楽しみな一方、宿題の存在が憂鬱でもあるはず。
でも。
最近はPC環境の発達により、インターネットで大半の
宿題が短期間で処理できるそうだ。
小学生の日記。一部個人情報保護の影響で日記の廃止
をきめた学校もあるようだが、大半はまだあるらしい。
最後のほうに一気に書こうと思っても「天気」などの事実
把握に手間取ることがある。
でも、WeatherWebであれば全期間の天候情報とちょっと
したコメントもあるため、「挿話」をいれるにも格好の材料
になるらしい。
読書感想文も書評のコピペで大半の作業は簡易になる。
工作などもWeb具材で思考をこらさずともプリントアウト
で手に入るらしい。
さすがに「書き物」は無理だろうが、計算集などはソフトを
活用すれば数分で沢山の計算が終了する。
こんなわけで最近の学生諸君はだいぶ「休み」に集中
できるらしい。
大学時代の「卒論」も手書きで大量の原稿を書き、製本
するという作業もいまではWeb上のコピペと製本ソフトで
きれいに版下から文字校正まで数分らしい。
いやはや。
進化は人間を楽にしてくれるが、一方で「生きる力」を学ぶ
機会まで奪っているように思えてならない。
最近の「新入社員」に多く見られる「心の病」も、このように
自力で物事を完結したり、壁に当たり苦しむストレスを体験
していない人が多いことで「実社会のストレス」に負けるよう
に分析している人事もいる。
一概には言えないけど、効率化もいいけど、同時に心身の
筋肉質化も推進したほうがよさそうだ。