大抵の出来事は予兆があり、その結果は自らが
引き起こす要因や関連をもっている場合が多い。
とある心理学者のことば。
「大抵の出来事」とは、自分の周囲で起こること。
もしくは、自分に対して起こること。
という定義なのだが、たまに仕事でいろいろ想う
ことがあるときにこの言葉は意外に奥深く感じ、
見つめなおすいい機会にもなったりする。
先日もとある社内会議でMgrの発言に驚くことが
あった。
彼は特に深い考えなく発言したと思われるが、
発言の根拠に自分の言葉ではなく「他人」の発言
を自分の中で咀嚼(もしくは脚色)して、Mgrとして
発言をしていた。
つまりは、自分の発言が責任を伴うものである
ということをほとんど認識せずに会議の場で堂々
と発言をしてしまう。
そういう彼を見ていて
「若いのに相当なサラリーマンなのかもしれない」
と感じてしまった。
彼の場合、20代後半でMgrになりこれまで特定の
分野で役職についてきたが、今回の組織改変で
1つのユニット(独立P/L部門)を任せることになり、
なれない部分も多分にあるだろうが、皆それなるに
期待を寄せている。
きっとこれから自分のユニットでおこる様々なこと
に対して、自身の言動がどれだけ影響をするかを
自覚することになるだろう。
それでもその壁を乗越えて一層大きくなって欲しい。