先週はまた地方巡業。
大雪のところこからポカポカ陽気の土地まで。
言語の狭間を感じながら駆け足で各地を回った。
今回の出張には女性の営業アシスタントが同行した。
彼女は3年ほど営業で活躍後、昨年秋より体調を崩し休職
したいた。
精神的な重みと責任感で心が折れてしまったようだ。
新聞記事でも「精神疾患」の話題が多いが、これまでの社会人
人生の中で私はほとんどこのような事例にあったことがない。
ここ1,2年で初めて出会うケースが多い。
彼女もその1人だった。頑張りやさんで自己主張も強い、でも
いざというときの息の抜き方や第三者を使う方法を知らなかった。
それが故に苦しい療養生活になったのだ。
これは会社としての責任もあるだろう。当社は産業医との契約後
全社員に対するケアを始めたばかりである。
でもこの規模の企業では珍しいという。私が逆にこの規模だから
こそ「逃げ場」がなくなり、追い詰められるのではないかと思う。
今回の地方巡業の中、彼女は復帰を切望していた。
しかし、この手の病気は完治することは基本ないという。
要はコントロールをする術を知ることで「発病」を抑えるという程度
らしい。
まだ彼女は26歳。
これから恋愛もするだろうし、仕事や社会人としての未知との遭遇
も沢山あるだろう。要は楽しみなことが沢山あるはず。
そんな中、戦力になってほしい一面、大切に今このときを過ごし、
自分を愛することも学び、基礎固めをして欲しいという想いも強い。
私も娘を持つ親として彼女のいろんな思いを聴けた今回の出張は
仕事以外の収穫が多かったように思う。