昨日、今日と電車に乗っていて発見があった。
昨日は「京王井の頭線」。
夕方18時過ぎに乗っていたら、社内アナウンス・・・
「外も薄暗くなってまいりました、カーテンを下げている
お席のお近くの方は、お立ちのお客様に外の風景が
見えますよう、元の位置にお戻しいただきますよう、
ご協力をお願い致します。」
非常に聞きなれないアナウンスだ。
要は、昼間は日差しの強さを避けるために大半のお客
がカーテンを下げる。
これは分かる。
夕方になれば日差しはなくなるのであけてね、という事
なのかと思っていたが、要は夜の運行でカーテンが閉
じていれば圧迫感があるみたいだ。
車窓の景色も見えないよりはいいが、子供じゃないので
そんなに車窓は期待していない。
でも、こんなちょっとしたコミュニケーションがこれまでの
電車におけるサービス観の変化を感じる。
今日は朝の通勤で乗り換えターミナル駅でのアナウンス・・・
「本日も小田急線をご利用いただき、ありがとうございました。
千代田線お乗換えのお客様はこちらでお降り下さい。
このあとも気を付けていってらっしゃいませ。」
というもの。
これもちょっと驚いた。
普通は前段のアナウンスでおわるのだが、気を付けて・・・
という言葉があるだけで随分違う。
飛行機のアナウンスにも似ている。
どちらの駅や社内にもあったのが、其々の「株主優待広告」。
1,000株から優待を受けられる、というものだ。
このようなサービス向上を実感すると個人株主も絶対に増える、
僕はそう思った。
単なる移送サービスから、お客とのコミュニケーションをこの
ような些細な一言でも取ろうとする意欲は伝わる。
千代田線内においても、4分ほどの遅れがあり社内アナウンス
において「社内での急病人介護のため4分の遅れが出ております
お急ぎの所申し訳ございません」
と言っていた。
日常の4分、たしかに通勤では貴重かもしれないが、このような
一言も大切なんだな、とつくづく感じた日だった。