もう10年近く前になるが、赤坂TBS会館から一木通とみすじ通りの
間にあるminiクラブで面白い店があった。
何が面白いかというと、通常お客さんが女性ホステスを指名して
その料金が追加されていくわけだが、そこは最初の1時間は女性
指名が原則として出来ない。
というのは、女性が15分おきくらいにテーブルを代わる代わるつき、
1時間たったところで一旦最初のセット料金ということで〆るかどうか
の声がかかる。
ここでもう帰りたければ6,000円程度の会計に20%程度のS税が
追加される形でおしまい。
しかし。
この店の本領はここからで、(当時の時代背景的にもまだ「泡」の
残影があったからかもしれないが、40席程度のお店に対して80名
程の女性が在籍していた。)最初に着いた女性も含め「逆指名」
タイムがスタートする。
要は、ホステスが「この人おもしろーい」とか「いいお客になりそう」
など、女性サイドからのお客さんへのリクエストが入るのだ。
最初これにはびっくり。
逆指名されると、お客さんには好きなドリンク1杯サービスと指名料
分が会計からマイナスになる。
(こっちが来て欲しくない場合もあるので、その場合は1000円で
ごめんなさい、をするシステムもあった(笑) )
で。
この店は月間を通して女性からの逆指名がNO・1のお客さんに豪華
商品もしくは1ヶ月間チャージFREEなどの様々な副賞が贈られる。
当時、このシステムにはまったお客さんは多く、中でもR社や今はなき
Y一証券、N證券、旧N岩井など歴々の社員が激戦を繰り広げ、
私もその中に参戦した記憶がある。
オーナーとも仲良くなり、数年後に聞いた話では、月商で5000万円を
超えていた月もあったようだ。
このシステムはその場では「お得感」を味わえるが、結局は好みの女性
が指名してきてくれなければこっちが指名することになるので、支出は
他店と同じ、ということになる・・・^^;
でも、今でもこのようなお店の方法は画期的だなと関心する。
(この当時のMgrは今でも都内に10店舗近くを運営する大手のお店に
いる。)
この当時、上位の常連にチンザしていた方はR社で、今は有名企業が
保有する野球団の社長をされているとか・・・・笑