新卒採用に良く見られる光景。
学生「御社の営業は驚異的な伸びを示していますが、
営業においてのノルマというのはあるのですか?」
人事「営業の伸びは部門の頑張りによるもので、目標は
は設けていますがノルマはありません」
採用支援や人事コンサルタントの仕事をしていればよく
分かるが、こういう質問をする人材に結果をだしてくる
者は少ない。
最初から自分の限界点を避け、極力ゆるやかな成長を
臨むからである。
もちろんノルマの全てがすばらしいわけではないが、
営業というものに対して数値化した縛りのない企業は
見たことがない。
やらされている感の強い人材は「ノルマ」「目標」という
表現に過敏になる。
自立した目標や夢を持つ人からはこのような過敏性が
散見されることはない。
労働法においても不当な事由により雇用主が従業員を
解雇することは禁じられており、地位保全というような
法的最終手段もあるので入社まえからそんなに臆病に
なること自体おかしいのかもしれない。
外資においては年間収益の何パーセントを給与に反映
するとあり、完全年俸による年次更改なのでこの場合
自身の結果に対する責任は発生するであろう。
キャバクラでもホステスのイベント等にはノルマがある。
彼女達の場合は本当にノルマの達成具合如何では
お店をやめることになる場合がある。
よっぽどシビアだ。
とある企業でキャバクラではないが、飲食業における
有名店でこういう女性スタッフの働き具合を研修で見学
するところがある。
サービス業においては特に有効なのかも・・・。
一方でとある証券会社ではその昔「自衛隊」を研修先に
していた。
業界的には「気合」「根性」「究極のノルマ主義」だった時代
なのでこのような肉体や規律を育むものがいいのだろう。
以前にも書いたが最初に就職した会社は本当にその後の
人生においていろいろな意味で影響を与える。
なんでも最初の相手は大事なのかも。。。