
本といっても専門書のような難しいものではなく、ドキュメント
ものや、高杉良(かなりファン)さんの作品を主に読んでいる。
ペースは大体月に2冊~3冊程度であるが、最近よかった本を紹介
したいと思う。
ノンフィクションの部類だが、元衆議院議員である山本譲司氏が
自身の秘書疑惑~投獄~獄中生活~出所を自身の視点、政界での
生活を振り返りながら執筆している「獄窓記」(ポプラ社出版)
という本である。
刑務所という異種独特な世界を細かいところまでよく描写されて
おり、”投獄法”という法律にもふれ非常に中身の濃い、考え
させられる逸書である。(偏見をなくして読んでほしい)
もう一冊は「天使の梯子」(集英社出版):村山由佳著である。
ジャンルはフィクションの恋愛に絡む人の生き方、という側面
を考えさせられる書である。
小生もしばらく忘れていた「恋」にまつわる気持ちの描写には
懐かしさと新鮮さ、ここちよさを感じる。1日で一気に読めてしまう。
本はそこから感じるエキスも大切だが、文章の中で使われる
文語表現もかなり参考になる。もちろん普段口にしている表現が
「こういう漢字をかくのか・・・」と、恥ずかしながらこの年で
知ることも多い。
PCの普及で文章を書くとことも激減し、漢字も忘れれば文章力も
相当落ちているように思う、かくいうこのプログも文章力が如実
にでる典型ではあるが(笑)。
読書とプログで是非「書く力」を鍛えたいものだ。