麻酔を追加して手術再開です。ゴリゴリと直腸に突き抜ける器具の痛みが・・・直腸には神経は通ってない(ほんと?!)らしいので肛門の痛みです。おそらく。

さて、器具を入れるときの痛みがとにかく激しい。麻酔打って貰ったのでマシにはなった(と思う)が、
それでもまだ痛い。時折呻き声を上げる僕に先生から「器具の先端があたっている間、少々痛いかも知れないが我慢しなさい」とのこと。多分、他の患者さんなら十分の量の麻酔だったんだろうと思います。
このとき、自分が麻酔がききにくい、などと思いもしなかったので、「これくらいの痛みは堪えなくちゃいけないんだ」と思い込んでました。

器具の挿入は5,6回あったでしょうか?最後の方、度重なる激痛で、自分でもちょっと気が遠のいていくのがわかりました。看護婦さんに何度か「○○○さん、大丈夫ですか?」と訊いて貰えたのと、タイミング良く血圧計が腕を締めつけたことで我に返りました。

なんとか糸を通し終わったようで、いよいよゴム紐を通すことに。痛みはそれほどないのですが、「ゴムヒモを通している」という感覚がかなりリアルに伝わってきます。ゴソゴソとしているのが伝わってくるのは、あまり感じの良いものではありません。(いたしかたなし・・・)

掌が汗でぐっしょり。時計の針を見ると15時。開始が14時だったのでかれこれ1時間経過したことになります。

「もうすぐ終わるよ」と先生が一言。う、うれしい・・・(涙目)

(つづく)