「いったい、わたしたちは、次のような場合をどう思うでしょうか。」

「ある人が、純粋清純かつ無雑の相のもとに、美そのものを、すなわち人間の肉や色など、いずれ死滅すべき数々のつまらぬものにまみれた姿をではなく、まこと、唯一の形相をもつものとしてこの神的な美そのものを、観るとしたら。」