【明治天皇の御製に表現されている、「あじまりかん」】

罪あらばわれをとがめよ天つ神
  民はわが身の産みし子なれば
        (明治天皇御製)

天皇行法のうちで、最も神秘なものとして、畏れ崇められている言葉があります。それが『あじまりかん』という言葉です。自らが他の人の罪責を身に引きうけて、救いの手を差し伸べる者となる、その実践の道が、『あじまりかん』です。

天皇陛下というご存在は、日本という国のいのちの美しい花です。言いかえれば、日本とよばれる国は、神様、仏様の一つのいのちの花なのです。

そういう天皇陛下をいただく『あじまりかん』の国、それが我が国の本領であり、そのような国を媒体にして、世界の中で国家と国家の交流が正しい姿に立ち帰っていくところに待望の世界平和と、人類の幸福の鍵があるのではないかと思います。

今上陛下は、これからの時代の世界平和樹立のキーマンですから、僕たち国民も今上陛下の大御心を体して世界平和をリードしていく良い国を目指して、それぞれの立場で頑張っていきましょう。