【承詔必謹という言葉は十七条憲法由来】


「承詔必謹」とは、「しょうしょうひっきん」と読んで、天皇の詔(みことのり)を承り(うけたまわり)、必ず謹んで実行する、という意味です。

この言葉は、「十七条憲法」に記述されている一節で、「詔(みことのり)を承うけては必ず謹め」と定められている一文です。


「詔(みことのり)」とは、天皇のお言葉、仰せ(おおせ)、との意味で、書面にしたものを「詔書(しょうしょ)」と言います。


◎まとめ


(前略)現在も世界各地で戦争や紛争が頻繁に起こり、多くの人々の命が失われていることに深い悲しみを覚えます。

国際社会において、それぞれの立場の違いを乗り越えるべく対話を重ね、協力し合うことの大切さを強く感じます。

(中略)

新しい年が、我が国と世界の人々にとって、希望を持って歩むことのできる年となることを祈ります。

これは2023年1月1日の天皇陛下、新年の感想(全文)のお言葉からの抜粋です。

人類が希望を持って歩むことができるような平和な世界になることを祈るという大御心に添えるように「承詔必謹」することが、混沌とした世界情勢の中で現代に生きる僕たちのつとめだと思いました。


これからは、それぞれの立場に固執した善悪観念という二元論の争いの世界が終わりを告げる時代がきます。