【国号】

〜日本は『にほん』なのか『にっぽん』なのか〜


日本という漢字はどう読むのが正解なのか?皆さんは、そんなことを考えたことはありませんか?

例えば、『日本書紀』は「にほんしょき」で「にっぽんしょき」とは読みません。『日本国天皇陛下』は、「にほんこくてんのうへいか」と読み、「にっぽんこくてんのうへいか」とは読みません。『日本語』も「にほんご」で『日本橋』も「にほんばし」です。だから国名の読みは「にほん」が正しいと思われます。


しかし、日本銀行券(お金)やJAXAの宇宙ロケットには「NIPPON」と書かれ、バレーボールやサッカーなど国際大会でも「がんばれにっぽん」と応援しています。NHKのホームページには「正式な国号として使う場合は『にっぽん』その他の場合は『にほん』」と説明しています。だから「日本」は「にっぽん」と読むのが正しいという意見もあります。


「にほん」と「にっぽん」どちらの読みが正しいのでしょうか? 


 その答えは「どちらも正しい」です。正確には、昭和9年に文部省が「にっぽん」と呼称を統一するように決議しましたが、政府がこれを採択しませんでした。2009年に政府はこれらの読み方はどちらも広く通用しているためどちらかに統一する必要はないとの閣議決定を出しました。つまり法律上も読みは統一せず、どちらも使用してよいということです。



日本国(にほんこく)天皇陛下万歳🎌