梅は咲いたか桜はまだかいな

うちの近くでは梅も咲き、河津桜も咲き始めています。早く春にならないかな。日本の春と言えばやはり桜をイメージしますよね。

サクラの語源は「木花咲耶姫 コノハナサクヤヒメ」から来たと言われています。
開花した木の花(桜)の女神で、美と短命の象徴です。

このグループの女性メンバー様のように花も恥じらう美貌の持ち主であった木花咲耶姫命は、天孫の瓊々杵尊との間に神子をもうけ、天皇家の始祖である神武天皇に至る系譜の元となりました。つまり、日本の出発点です。その天皇の系譜を見る上で最重な神様です。

国津神の子を身篭ったのではないかとの疑いかけられたことで、自らの潔白を晴らさんがために産屋に火を放ち、三柱の神子をお産みになったという故事は、大和撫子の清らかさと力強さを物語っていると思います。

短命ながら、娘として妻として母として、精一杯の生きた木花咲耶姫は、葛藤の中で強く生き抜いた女性として、人々に愛され、長きに渡って祀られてきたことがわかります。女性の力が期待される今の時代を生きている僕たちも、この女性が力強く生き抜いたことを語り継いでいきたいものですね。