【時間的民主主義を前提とする國體の前提をなす 皇位継承の「伝統」について】

○日本国憲法第一条は、天皇の「地位は主権の存する日本国民の総意に基づく」と規定しています。 しかし、この 「総意」 は今生きている国民の投票によって確認されたものではありません。 それでは、 どのようにして確認されたのでしょうか。

それは、受け継がれて来た伝統から推察される先祖たちの意思と、 それに対する憲法制定当時の国民の暗黙の同意とが合体したものだったと考える他はありません。その時々の国民の意思を選挙によって確認する空間的民主主義だけでは第一条は説明できないのです。 

そこでは、先祖の意思を重んじる時間的民主主義が前提とされており、それが國體つまり天皇制度の前提をなす 「伝統」 なのです。 

単にたまたま今生きて動いているというだけで、 今の人間が投票権を独占して男系男子の皇位継承を改変するなどということは、生者の傲慢な寡頭政治以外の何物でもないのです。伝統はこれに屈することを許さないのです。

僕たち皇室を敬愛する普通の日本国民は、皇統に属する男系男子が皇位継承をするという大基本をしっかりとお守りして、未来に繋げていきましょう。