【佳子内親王殿下、宮城 石巻市を訪問 復興祈念公園で花を供えられる、2023年5月23日 】

秋篠宮皇嗣同妃両殿下殿下の次女の佳子内親王殿下は、東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県石巻市を訪れ、復興祈念公園で花を供えられました。
佳子内親王殿下は、仙台市で行われている全国都市緑化フェアに出席するため、23日から2日間の日程で宮城県をご訪問されています。

23日は、12年前の東日本大震災で関連死も含めておよそ4000人が犠牲になった石巻市を訪れ、石巻南浜津波復興祈念公園で祈りの場に花を供えて深く一礼されました。

宮城県によりますと、佳子内親王殿下が、震災後に石巻市を訪問されるのは初めてだということです。

また、津波とその後の火災で被害を受け、震災遺構として公開されている門脇小学校では、天井が焼け落ちた教室や、卒業証書を保管していた大型の金庫が倒れたままの校長室などを見学されました。

案内した学芸員によりますと、佳子内親王殿下は火災による被害にとても驚かれていた様子で、学芸員は、学校にいた児童たちは裏山に逃げて無事だったことなども説明したということです。

説明にあたった石巻市震災伝承推進室の高橋広子学芸員は「佳子内親王殿下は『実際に来てみないと分からないことがありますね』と何度もおっしゃっていました。一つ一つの展示を丁寧に見られていたので、被害について伝わったと思います」と話していました。