【國體と政体は別もの】


國體とは国の祭祀形態のことであり、政体とは国の政治形態のことです。我が国では國體が政体よりも上位になります。

古来から祭祀王と統治王つまり、國體と政体が分けられていたのは(一時期は國體と政体が一緒の時もありましたが)、國體と政体を一人が握ってしまうと独裁国家となり、その独裁者が転けてしまうと国が混乱してしまうからです。

現在は、天皇陛下が國體を、内閣総理大臣が政体を担われています。

ポイントとして押さえておくべきことは、國體を担っておられる天皇陛下は、政体を担っておられる内閣総理大臣よりも上位に位置することが、本来の我が国のあるべき姿です。

ここを間違えて、天皇陛下を独裁者にしようとしてはならないと思います。