【新年祝賀の儀 元旦】


元旦、早朝から四方拝、歳旦祭の宮中祭祀を行われた天皇陛下は、宮殿松の間にて新年祝賀の儀を行われます。元旦は早朝から天皇陛下は、ハードスケジュールです。

12日には、新年一般参賀が行われます。


元旦の新年祝賀とは、毎年、元旦に皇居において、天皇陛下が皇后陛下とご一緒に、皇嗣殿下をはじめ皇族方、衆・参両院の議長・副議長・議員、内閣総理大臣・国務大臣、最高裁判所長官・判事、その他の認証官、各省庁の事務次官など立法・行政・司法各機関の要人、都道府県の知事・議会議長、各国の外交使節団の長とそれぞれの配偶者から、新年の祝賀をお受けになる儀式です。国事行為たる儀式です。


天皇陛下は、大晦日の節折、大祓の儀、元旦の早朝からの四方拝、歳旦祭の儀を行われて、新年祝賀の儀が続きます。お休みになる時間がないほどのハードスケジュールです。

そして、翌二日には新年一般参賀にお出ましになられます。お歳をめしたら、体力的に物凄く大変なことです。


国事行為(こくじこうい)とは、日本国憲法上、天皇又は摂政が行うものとして規定されている行為です。いずれも「内閣の助言と承認」が必要で内閣がその責任を負うと規定されています(日本国憲法第3条)(日本国憲法第4条)。