【昭和天皇語録 終戦後】


「敗戦に至った戦争のいろいろの責任が追及されているが、責任はすべて自分にある。自分は国民が戦争遂行にあたって政治、軍事の両面で行なったすべての決定と行動に対して、すべての責任を負う者にして、あなたが代表する連合国の裁定に委ねるためここに来た。文武百官は自分が任命するところなので、彼らには責任はない。自分の一身はどうなっても構わぬから、この上は国民が生活に困らぬよう、どうか連合国の援助をお願いしたい。」


○ 大日本帝国憲法第3

「天皇ハ神聖ニシテ侵スヘカラス」と明記さへているように、法解釈としては、無答責の法理の根拠となっていますから、法的な責任は天皇陛下には及びません。しかし、立憲君主としての道義的な責任を果たされるためと、国民の生活への援助のお願いのために昭和天皇はマッカーサーに上記ご発言をされたものです。