【皇室の在り方もその時代時代によって変わってくるものと思います。】

         



皇室の在り方に関しては,国民と心を共にし,苦楽を共にする皇室,ということが基本であり,これは時代を超えて受け継がれてきているものだと思います。過去の天皇が歩んでこられた道と,天皇は日本国及び日本国民統合の象徴であるとの日本国憲法の規定に思いを致し,国民と苦楽を共にしながら,国民の幸せを願い,象徴とはどうあるべきか,その望ましい在り方を求め続けることが大切であるとの考えは,今も変わっておりません。

同時に,その時代時代で新しい風が吹くように,皇室の在り方もその時代時代によって変わってくるものと思います。私も,過去から様々なことを学び,古くからの伝統をしっかりと引き継いでいくとともに,それぞれの時代に応じて求められる皇室の在り方を追い求めていきたいと思います。


(皇太子殿下お誕生日記者会見から抜粋  平成31年)