びっくりだけど

 

こういうことがあると

 

残念な気持ちになる

 

 

とあるご家族

 

やっぱり緩和ケア病棟で過ごしたい、と

入院を希望された

 

 

「おうちに来てくれる看護師さんが

”退院できないような体調だったとしても

家に帰りたい、退院したい、って

言ってください”って」

 

「それから

”最後まで家で過ごしたいですって

訪問の先生が入院をすすめたとしても

言ってね”って」

 

「なんか違う気がするんです」

 

「誰がどこで過ごしたいか」

 

「それを決めるのは患者でしょう?

家族でしょう?」

 

 

と涙ぐむ

 

 

「家がいい、っておっしゃるんだけど

そりゃあ家族がいて

自分以外にも面倒見てくれる人が

いればいい」

 

「でもそうはいかない」

 

「それが現実なんです」

 

 

 

 

 

しばらく静かな時が流れた

 

 

 

「家で見てあげたいけど

じぶんの体力では見ることはできない」

 

 

「家庭ごとに違うってわかってほしい」

 

 

 

ティッシュの出番だった

 

 

 

 

こんなことは日常ではないと思ってる

 

 

そう信じているが

 

 

実は前にも聞いたことはある

 

 

どうして

家で、にこだわっちゃう?

 

誰のため?

 

 



 

その人が

その家族が

満足して生きられるように

支えるんだよ

 

 

どこで死ぬって

そんなことばっかり考えてるんじゃ

違うのよ

 

 

どう生きるのか

それにはどこがいいのか

臨機応変に考える柔軟さ

 

 

それでこそ連携