つらくて苦しくて

 

たまらない

 

どうにかしてよ、って思う

 

 

 

 

 

何もすることはない、って言われて

緩和ケアに紹介をされた

患者さん

 

 

つくづく

感じるのは

 

どうして

こうもかんわけあ=何もしない

 

っていうのかね、と。

 

 

 

でも確かに

積極的に闘うような治療は

 

しない

 

時に

何もない、ことは

真実になることもある

 

 

けれど

 

では

 

何をして欲しいか?

 

何を必要としているのか?

 

 

 

 

「辛い辛いって考えて

前に進めない」

 

「症状を受け入れなさいって

言われるんだろうけど

そんなことできない」

 

 

家族も戸惑っていた

 

”治らないことに気づいているんだろうか”

 

”症状についても病気についても

話してくれないから、こんなに悪くなってるって

知らなかった”

 

”死んでほしくない”

 

”でもほんにんが

あれだけもがいているのに

自分達が諦めてはいけないって”

 

”そう思うと

ほんにんと話をする時

きを使いながら話すから”

”嘘ばっかりで

どうしたらいいのだろうか

 

 

家族は

ほんにんに言わないまでも

 

 

気づいてる

心配してる

 

 

 

緩和ケアって本当に

何もないところからの

はじまり

 

 

 

何もすることがない

 

ってのは

 

一体何をさしているの?

 

 

 

そして

 

 

どんなふうに過ごそうとも

 

その時間は過ぎてしまうよ

 

 

ネガティブな気持ちで過ごしても

笑って過ごしても

 

時間は一緒

 

症状を受け入れられない

病状を否定したい

 

そう思って過ごしても

 

笑って過ごしても

楽に過ごしても

 

 

本当に時の流れは

変わらない

 

 

緩和ケアはゼロからのスタートかもしれないけれど

 

 

これでいい


そう、少しでも思えるように


生きるをささえるのだ




 

 

 

ご家族と


ありのまま


話し合えるようになると

 

いいよね