なにかをしてあげたい、という気持ちは

とても大切だと思います

 

しかし

相手がそれを望んでいなかったら

 

それは押しつけになってしまう

 

 

これは

日常生活でもあることだとは思うのですが

気をつけないと

押しつけられる方はたまったものではない!となってしまう

 

 

家族間でも

過度のおしつけはよくない

 

しかし医療スタッフや介護スタッフのおしつけは

さらによくない

 

 

家に帰らせてあげたいと願う家族

家で過ごさせてあげたいと願う医療者

 

これらの気持ちはとても貴重なことだけれど

 

肝心な患者さんの思いはどこに?

 

患者さんは

”自宅にかえるのはつらい”

”病院ですごしたい”

 

そう言っていた

 

 

本人が自宅に帰りたいとおもっているのであれば

それをかなえるために家族と医療者が一致団結するのは

悪いことではない

 

 

しかし

押しつけはいけない

 

 

 

医療者の役割は

 

患者を擁護し支える

 

家族側にたってしまってもいけない

 

 

 

そして

だからといって

家族の気持ちもたいせつに

 

 

医療者は

バランスをとる役割

 

 

ときには患者さんの秘めたる気持ちを

表出できるように支えることも

医療者の役割だ

 

 

 

 

どのような結果であれ

それでよかった

生きたのだと

思えるように

 

生きるのを支えたのだと

思えるように

 

 

 

人は

死を迎えるその時まで

成長する

 

そこに意味があり

それを探索する

 

それが生きること

 

だれもが生きていることに

意味があるのだ

 

意味なんてないっていうかもしれない

でもなにかの意味があるのではないかな、と思います