朝にパンを食べた後

 

夕方まで特に飲み物以外口にしないでいたら

 

ふわふわしちゃって

 

なんか具合がわるいのか、と思ったけど

 

バナナを食べてみたら

 

元気になりました

 

 

ちゃんと食べないとだめね。

 

反省・・・

 

 

 

 

”身体は病気になってもね

心は病気になんてならないよ”

 

 

そう話してくれた

乳がんの患者さん

 

 

”だって病気になっても

私は私”

 

”悲しくてもさ、お腹がすくんだよね”

 

”生きていくってこういうことか、

私はなにかに生かされているんだ”

 

”みんなが病気の人、可哀想って

そういう目でみるのがいや”

 

”でも、なにも変わらない”

 

”心は病気にならないってきめた”

 

”私を病気の人って目でみないの

先生だけだよ”

 

 

”仕事に行っていいなんていってくれたの

はじめてだった”

 

”腫れものみたいにされるのもいやだけど

全く健康、みたいに扱われるのもいやで

私も勝手だね”

 

 

”大事にされたいけれど、

放っておいて欲しい”

 

”あまのじゃくだ”

 

 

 

 

 

 

そうするうちに涙声にかわった

 

 

 

 

”生きていたいの”

 

”もうすこしだけ”

 

”下の子が小学校にはいるまで”

 

”ランドセルはパープル。

あの子が好きな色”

 

”それまではなんとしても生きてやる”

 

 

 

 

そして春

 

 

入学式には車椅子、酸素、

医療用麻薬のポンプ

 

フル装備ででかけた

 

 

力尽きたのか

 

桜とともに

 

空にたびだった

 

 

 

 

彼女の生きた、は

私の緩和ケアの原点だ

 

 

どれだけ彼女と話したか

忘れられない

 

「先生は病人だと思ってるでしょ!」

「私は病気だけど病人じゃない!!」

 

 

私の胸にささった言葉

 

今もお守りのように残っている

 

 


 

 

”せんせはまだ倒れちゃだめだよ”

”まだもう少し助けなきゃ、いろんな人を”

 

そう言ってたびだった

 

みてくれてる?

すこしは成長したかな?私も。