おはようございます

 

 

昨夜は

緊急の入院などがあり

 

夜間を病院ですごしました

 

若手の先生方が

私が到着するまでの間に

色々と手はずを整えてくれていて

 

 

たのもしいなあ、と

実感しました

 

 

さて

 

事前指示書を含む

ACPについて

 

 

いよいよ話そうと思うと

なにからどう話していいかわからないし

どうきいていいかもわからない

 

親が話そうとすると

「そんな縁起でもないことを

言わないで」と言われる

 

子どもから話そうとすると

「はやくいなくなればいいって

思ってるの?」

「財産のこと?」

 

などとなりかねない

 

 

難しいよね・・

急にってのも難しい

 

 

病気というものは

縁がないように感じるかもしれないけれど

いつでもだれでも

どこでも

病気になる可能性はある

事故に遭う可能性だってある

 

 

 

コロナもそうだけど

 

がんになるなんて思っていなかった

自分がこういうことになるとは思わなかった

 

そういう患者さんは時々みられる

 

 

でもね

 

本当に

 

命ははかない

 

だれにも決められないその未来

 

どれだけ予防していても

すべての病気を予防できるわけではない

 

まして

 

事故や天災は

予測もできない

 

 

私のいとこも

職場でたおれて

そのままとなった

 

 

死はすぐそばにある

 

 

”もしも”のとき

 

どうしてほしい?

どんな風に生きていきたい?

生ききるためにどうしたい?

 

 

それをあらかじめ伝えておくことが

自分の言葉で伝えておくことが

どれほど大切か

 

 

次世代にそれを托すということ

 

 

親が亡くなったあと

相続のことで

もめてしまい

 

そのままきょうだいの仲が

ぎくしゃくする、ということは

よくある

 

 

なぜか

 

親のきもち

子のきもちを

それぞれ

話し合っていないから

 

 

こういうこともできればくったくなく

話しができるとよいよね

 

 

仲がわるくなってしまってからの

きょうだいは

いがいと

さびしいものよ

 

 

 

もっと

あたりまえに

死について

話してみよう

 

死はこわいけど

できれば避けたい

 

けれど

 

生きとし生けるもの

すべて

いずれは

おわりを迎える

 

 

 

 

終わりが来るから

生きている間に

終い方も考えておこう

 

 

 

自分の気持ちを

すこしでも伝えておく

 

できるだけ家にいたいなあ

もし家ですごせなくなったなら

施設で過ごしたいなあ

治らない病気なら

自然に死にたい

できるだけの治療を受けたい

ペットをだれに託す

 

 

などなど

 

 

普段から

話しておけるといいよね

 

 

著名人の訃報や

ドラマなどをきっかけに

 

話しておけるといいよね

 

 

 


 

 

夜の病棟は静かだけど

夜勤スタッフは

細かな配慮をしながら

患者さんの苦痛に対応している



ありがとう

本当にありがとうございます