おはようございます!


風が少し冷たいです

空は清々しい青



患者さんの訴えを

真摯に聞く



当たり前のことですが

これができない医者が

います


自分の興味のあることだけ聞いて


そうしたらはい、おしまい


勇気をふりしぼって

患者さんは尋ねるも


“まあそれは関係ないから”


うっとうしそうに答える

(案外医師はきづいていないかもだけど

患者さんはそうかんじる)




すると、患者さんは余程のこと以外

話さなくなります



医師の質問だけに答える患者さんは


医師にとって

“いい”患者さんになります


医師にとっては、です


患者さんは色々聞きたいことがある


聞きたいことや不安がないときは

もんだいがない


“よく効いてます”

“順調です”



だんだんと厳しくなる



患者さんは聞きたいことがある

“医者の機嫌をそこねないように”



我慢



我慢をかさね



その結果


予想外のことがおきる


それは

治療の中止だったり

再発、転移の告知だったり



問題はここから



標準的な医師であれば

その患者さんに生じることは

予測はたつ


だから、転移、再発、治療の中止を


あたりまえのように

さらりとつたえる



患者さんや家族にとっては

それか青天の霹靂だったりする


しかも


前から不調があったとき

少し前から不安があったとき


それを伝えたのに

(軽くあしらわれた)

伝えようとしたのに

(遠慮して言えなかった)


爆発💥する


それまでためていた不安不信の

壺🏺が大きければ大きいほど



爆発💣

する



首が痛い、と訴えていた患者さん


医師は

「自分も痛いことありますよ」



それで終わった



それきり訴えなかった


だって聞いても無駄だから





しばらくして多発脳転移が発覚した



家族はかなしんだ


「なんで?もっとはやく

検査してほしかった」



医師はなんと言ったと思いますか?





「訴えてくれなければ

検査もできない」

「そのころわかっていても

かわりない」




むむむ💢


そしてお決まりの


“何もすることないから、緩和ケア”



緩和ケア病棟で妻は号泣した



「こんなはずじゃなかった」


「頑張って治療していたのに」








客観的な事実は

そうかもしれない


でも




違うんだ




人間の感情は

数字や検査でははかれない




苦手?時間がない?



ならばその部分を緩和ケア部門が担うよ




それでいいじゃない?



緩和ケアは

治療をやめさせたりもしない


ただ


患者さんの人としての生きるを


ささえたいだけなんだ




これ以上


悲しみを増やさないで




人として

あなたは

どうありたいですか?