おはようございます
皆様のコメントに
勇気づけられます！
ありがとうございます！
今日もがんばる💪
延命治療を
してほしいと
希望する
ご家族
主治医はこれまでは
とにかく積極的治療をと話してきた
弱りきった身体に鞭を打ち
回復を信じて頑張っていたのに
もう打つ手はないから
これ以上やれることはないから
あとは緩和ケアに
延命治療はしない、と
伝えた
急に
急に
体調変化は急じゃなかったけど
急に
伝わった
患者さんの容態は
日に日に悪化していく
手術、再発、転移
抗がん剤治療
それらの末
腸閉塞
すきなものも食べられず
中心静脈からの
高カロリー輸液を併用して
頑張ってきた
肝不全の進行は
点滴でもとめられなく
なってきた
「延命を」
「本人はがんばる、と言ってきました」
「なんにもしないなんて」
「いやだー」
泣き崩れる妻
「肋骨が折れてもいい、からだが
壊れてもいいから
延命治療を」
「いやだー」
延命治療の範囲は広い
抗がん剤も延命治療
点滴も延命治療
に当てはまるかもしれない
延命治療…
ひよこ医師🐣だったとき
家族がくるまで
心臓マッサージをしなさいと
言われ
家族が到着するまで
行ったことはある
しかし
何の意味があるのか、と
患者さんに苦痛をあたえているだけだと
悩んでいた
形だけの延命蘇生処置に
意味はないとは思うけど
意味はあるのかな、などと
考えていた
すると
患者さんの母が涙ながらに
口を割った
「もう安らかに逝かせてやって」
「わたしには、もうみていられない」
妻に話しかける
「〇〇さん、今も頑張ってると
思うの。これ以上、苦しませたくない」
「母親として、お願い」
「これ以上苦しめないで」
ごめんなさいね、弱い母で、と
涙ながらにもしっかり優しく
話しかける
「母親としての願いです」
「これ以上の延命治療はやめてください」
妻もうなずく
時は静かに流れる
今から検討できることは
最大限おこなう
でも苦痛は最小限に
家族のケアも必要
こんなに大切なことを
こんなに急に決めなければならないのか
頑張るってなんだろう
心臓マッサージをがんばるのは
（急性期医療とはちがうよ）
だれのため？
緩和ケア病棟にいる患者さん
みんな生きるために
頑張ってるから
だれもあきらめてないから
命をおわらせたいくらいの
苦痛があっても
私達は何かできないか考えるし
命を無意味には伸ばさないけれど
苦痛がないなら
少しでも、の思いは
あるのよ
頑張っていく方法が
視点がかわるだけ
急な方針変換となるから
患者さんや家族が
苦悩する
腹立たしい
悔しい
これだけの患者さんの苦痛が
あるのに
緩和をやる医師は
1人
緩和ケアなんて、という前に
家族や患者さんの
本質的な苦しみに目を向けてほしい
やれることがない？
よくいうよ
オイシャサンへ
緩和ケア
そんなにおきらいですか？
患者さんは
あなたに何もいわないだけ
あなたに何もいえないだけ
我慢しているだけ
少し質問されると
嫌そうな顔をするあなた
気づいていますか？
患者さんは
あなたの顔色がわるくならないように
話しているだけですよ