寄り添うとか
傾聴とか

言葉はきれいだし
文にすると

優しいし

緩和ケアの領域だと
とくによく使われる言葉


どうしても
患者さんに
なにかしてあげたい、という気持ちが
強くなると


こちらの気持ちを
押し売りしそうになるのです


寄り添うってなんだろ?


医療者の寄り添うは

とことん
相手に
ついていくこと

自分の価値観をおしつけるのではなく
あなたを支えるために
何が必要で
自分ができることはなにか
とことん考える


寄り添うだけで終わるのでなく

何をするか
その先を考える

それが医療者の寄り添う
だと考えます



では
家族は?


家族の寄り添うは
医療者の寄り添うとは
違うと考えます


家族は家族のまま
患者さんのきもちのそばに
いてあげてほしい

患者さんの揺れるきもちに
慌てるかもしれないけど
どちらも患者さんの気持ちなのだ、と

そうだね、
そう思うよ、
そう考えるのは当然だよね、
イライラするよね

ごはん食べたいのに食べられないね
つらいよね
食べられるときに
たべてね

etc


死にたいと言ったり
生きたいと言ったり

それは全て患者さんの気持ち



寄り添う



これほど
かんたんな言葉で
かつ
難しいことはない


寄り添う

もちろんそばにいるだけでいい

患者さんが
家族が
その寄り添いの後

何かを感じてくれれば
よい

医療もケアも
寄り添いにまさるものは
ない

共通するのは