よく
寄り添い、とか
傾聴


緩和ケアの代名詞のように言われます

が、

それは全てではない


いつも自問自答します


私は今本当に症状を
緩和できているのだろうか

ただ、そばにいるだけでなく
こころからの声に
耳をかたむけているだろうか


常にまよいます

寄り添いや傾聴だけではない、と

感じるのはね、

寄り添いだけじゃなく、一緒にいながら
アンテナ📡からあなたの
真の苦痛を感じたい、と思うこと

そして声に耳を傾けながら、
その苦痛の真意に
きづきたいと思っていること

患者さんの苦痛や悲しみや不安を
ともにいながら、ともにはなしをしながら
ともに考えたい、という姿勢をもつこと



出過ぎず、控えすぎず
ともにいる
そばにいる


むかし
ある患者さんにいわれた


「傾聴っていうけど」
「話聞いてもらうだけなら
家族でいいんや」
「聞いてもらってらくになる」
「だから聞いてほしいっていうもんや」


ただ聴くだけじゃあかんで

といわれた


胸にずきんと来たんだ



簡単に
傾聴だの寄り添いだの
言っちゃだめだ



心あってはじめていみのある
言葉なんだよね




さいごまでいっしょにいさせて
ください
よくそう伝えます
伴走者でいたい