知的精神的運動能力的に
うまれつき
障害がある患者さん


胸のしこりに
お母さんが、きづいた

診断の結果乳がんと診断

うまれつき心臓や肺の機能は
低く
手術の麻酔に耐えられない
可能性が高いと判断された


代理意思決定をするのは
お母さん


おかあさんが高齢になるまでは
二人暮らしをしていた

でも
だんだん介護の限界
お父さんは患者さんが10歳の頃に
急逝


1人での介護に
限界を感じ、施設に
お願いすることになった


そのとき身をさかれるようだった
けれど
もう自分では十分にみてあげられない
デイケアにいくのも
送り迎えも
限界


ならば、本人を見守って助けてくれる
プロに預けようと
それが本人が安楽だ、と

気持ちを切り替えたのだそう




がんはすでに転移し
ステージ4


治療についても相談された
手術は難しい


化学療法は?
ホルモン剤の適応は?


だいぶ前から胃瘻から栄養をとる状況


医療チームは
お母さんに全ての治療のメリット
デメリットを伝えた



お母さんの目からは涙があふれて
とまらない



しばらくの沈黙








「このまま自然に」
「でも約束してください」
「つらくないようにだけ、してください」

「もう十分頑張ってきたんです」



泣きくずれる母



どれだけの思いで
ここまできたのか


そっとわたしは目を閉じて
思いをはせた





「3歳まで生きられない」
「そういわれて、10年」
「50年も生きました」


「もういいよ」


「自然にまかせます」
「延命治療もいりません」



「でも」




「お母さんをひとりにしないで」



深い母の愛

娘さんも目をパチパチとして
何か
語りたそう


生きる間を生きる






やっぱりそれにつきる



さ、がんばるよ
私達も


くもりです
雨ふるみたいだね☂️