今回はがんだけじゃなく

集中治療における鎮痛と鎮静に
ついて考えてみます



鎮静、といってもアンサングシンデレラで
でてきたのとはちょっと
色合いがちがいます


あちらの鎮静は
どうしてもとりきれない苦痛
現代医学をもってしてもとれない
そんな苦痛のときに
考える

関係ないことはないし
基本は同じです


鎮痛なくして鎮静なしウインクチュー

なんです


手術後やなんらかの重症のときに
気管内挿管をされていたりで
苦痛が強いとき


どうしても管につながれちゃいます
点滴、モニターetc

そんなとき
鎮静剤を併用しながら
過ごすことがあります

だいたいは
痛み止めが併用されていることが
多い←とくに術後、ね

でも
重症肺炎、その他事故後とか
挿管はされているし
鎮静剤をうって、休んでいるはずなのに
なんかもがいたり

鎮静剤だけ早送り〜しても


まだ苦しそう、だけど?


何らかの苦痛があることがほとんど
だと思います


気管内挿管されている患者さんは
大半がいたみを感じているとの報告も
あります


鎮痛なくして鎮静は成り立たない


訴えられなくても苦痛はある


だから考える必要があるんです


そしてよくある誤解

鎮痛剤に鎮静作用はありません
鎮静剤に鎮痛作用もありません


鎮痛剤のなかには
少し眠気をだすものもあり
うまくつかえば鎮静剤の使用量を
減らせます

痛みがありすぎると
交感神経を刺激して
血圧にも変動を、きたします

だから鎮痛と鎮静は
同時に考える必要があるわけです


基本的な考え方は
急性期も
がん診療でも
慢性疼痛でも

同じ

痛みがあって眠れないなら
睡眠薬のんでも眠れない


それは、同じだ、ということです



痛いのはいや