もう繰り返しになるけど

 

あえて言います

 

緩和ケア病棟は入院したら最後までという

わけではなく

 

あくまでも病院なので

 

病状が安定したら退院です

そして

もしまた具合が悪くなったら

入院します

 

 

そういう病棟であることの復習

 

具合が悪いときは個室がいい

そんなとき、部屋代がかからないのは

メリットですよね?

 

イメージやなんやらかんやらで

避けているよりも

自分が過ごしやすいってほうが

いいと思うんですよね

 

 

大腸癌で人工肛門を造設

再発を来してから痛みとの闘いに

苦しみながらも

 

家事を行い

子どもの自立、結婚を見届け

数年

 

 

いよいよ抗がん剤がきつくなり

抗がん剤のたびに入院するようになって

みずから

抗がん剤終了の方針を主治医に申し出た

 

 

そして

あるとき痛みが強くなって入院

 

実は夫も緩和ケア病棟で同じ病気で

見送った

先に罹患したのは患者さん、あとから

がんになった夫は先に旅立った

 

その時

抗がん剤を行いながら看病したのは

患者さん

 

 

緩和ケア病棟は最期の場所っていうイメージは

あるよね・・・

 

と話しながら

転棟された

 

 

そして2週間後

 

「痛みがないよ!」

「すごい病棟だねえ」

「ダンナもこういうふうだったらよかったのにね」

 

 

「緩和ケア病棟のこと誤解していたよ」

 

「元気になったよ!また来るからね!」

 

そう言って退院した

 

そうやって幾度も入院しながら

幾度も退院しながら

彼女は1年近くがんばった

 

緩和ケア病棟にくるとき

主治医にはあと3か月もつかどうか

って言われていたから

(抗がん剤やめたらすぐ悪くなるって)

 

「記録更新だ!」

と喜んだことは今でも覚えている

 

 

そう。そうやって生きるための

場所なんだよ

 

緩和ケア病棟はウインク

 

コツコツコツコツ

安心して過ごせるように口笛

日々研鑽