医療の主役は
患者さんです

だれがなんと言おうと
患者さんです

基本的には
患者さんの意向を最大限
尊重します


患者さんの病態にあわせて
最適の医療を
提案する

患者さんの意向に合わせて

でもそれは 医学的には
効果が乏しくて
医療者が勧める医療では
ない方法のとき

ジレンマを感じる

それをえらんだのは
患者さんでしょ?だから
仕方がないよ、効果がないのは

と、言えない

患者さんが十分理解できるほど
説明できなかったのか、と後悔
しちゃう

わたしが医療の責任をとる

でも
責任とかじゃなくて
患者さんの最大最善を
考えたいのに


うまくいかないな

うまく伝わらないな

CTを撮って欲しかったのに
撮ってくれなかった
首のリンパ節を
検査してくれなかった
って
今言われても…

診察で十分わかる範囲
丁寧に接してきたのにな

伝わらなかったんだな

ごめんなさい

最期までしっかりみることは約束する


希望をかなえるって難しい

ときに

難しい
ほんとに難しい

永遠の命をかなえることは
できないから



責任とりたくないとかじゃない

患者さんの希望を最大に
かなえる

でも
病気を治すことは
現代の医療をもっても
難しいことがあるんだ

やっていい医療と
やらない方がいい医療の
みきわめ

簡単じゃない