家族は第二の患者さんです

ご家族の感じる違和感とか
どんな検査にもまさります


検査するより前に家族は何かの違和感を
もつこともあり

なんかちがう?
と、感じたら
それは何かの変化です

遠慮なく受診のときに
つたえてください

患者さんはがまんしたり
遠慮したりするから

患者さんの大丈夫は
うのみにしない

五感をフル稼働

あしあとあしあとあしあとあしあと

家族も休息をとってください

どうか、自分の身体をいたわってください

食事も喉を通らないかもしれない
でも
少しでもたべてください

ご家族がたおれちゃだめ
悲しむのは患者さんです

疲労がたまるとイライラする
だれでも経験がありますよね?

悪循環

患者さんも休息は大事。でも
家族もやすまないと、ね

家族は
患者さんのほうがつらいんだから
私はがんばらないと、とか
つらいなんていったら
申し訳ない、とか

考える

そりゃそうだ
そう、感じるのは
優しさ、責任感

それがあるからです

緩和ケア病棟では
レスパイト入院というものがあり
介護で疲れたときなどに
患者さんが入院し、
家族が、少し休む

そんな入院にも対応させて
いただきます

エネルギーがないと
看病や介護はできないから


ご家族あっての患者さん
患者さんあってのご家族


いつかはお別れがくる
だから
生きている今が大事なのだと
思う


今を生きる

生ききる



緩和ケア内科はね
一枠が30分

だから
ゆっくりお話しできる
ご家族のお話を
伺うこともあります

なんでも
話していい場所
帰るときに
胸がずーっとしてもらえると
いいな