私達医療者は
病という
目に見えるようで目に見えないものを
相手にしている

そう感じる

得体のしれないモンスター👾👾👾

それを科学的な事象でつなぎあわせ
ひとつの事象にまとめる

AI(人工知能)でもできる仕事だよね、と
言われることもある

たしかに、その一面もあるのよね

でも、診断はAIができても

それを伝えるのは
人間

人間が人間に伝える

イメージしてみてください

ペッパーくんのようなロボットが

「アナタハハイガンデス。Stageハ4。シュジュツハデキマセン。ヘイキンヨメイハ、○ネンデス」

なんて、単調にいわれたら?

正しいこと、より正確で平均化された
情報はつたわるとおもうけど
←医師による差はなくなる

けれども
なんだか

あじけない

ぬくもりがない


あしあとあしあとあしあと

知識がないと診断につながらないけれど
診断はAIがしてくれるように
なるかもしれないなぁ

そしたら
医師の仕事はなくなっちゃう??

あしあとあしあとあしあと

私はそうはおもわない

自分の知識を補うものがあれば嬉しいし
使いたい

だけど、ひとの心は
ひとにしか
わからない

感情

ひとの生活、心情、揺れる気持ち

パターンにはめこむことは
医療はできない部分がある

ある若い医師が

何度も面談をもとめる患者さんの家族に
もう3時間もはなしたから
わたしからはなすことはない!と
面談を終了


その後
何時間話せば終了って
きめてもらえませんか?病院として、
平然と言った


驚いた

何分だ、とか
何時間だ、ではない

患者さんが前に進むために
必要な情報を提供する
そのために
時間を割くことを
おしんではいけない

緩和だと時間がありますよね〜

と言われるが、時間があるんじゃなくて
対話を大事にしていたら
ある程度の時間が過ぎた、というだけのこと

あしあとあしあとあしあと

コロナは
私達に色々考えさせてくれる

ひとのぬくもり
ひとの手
生きることも死ぬことも日常

やっぱり
人間は人間にみてもらいたいなぁ

人間にしかできないこと
ありますものね




犬は
空気を読むのが得意

わたしの声が少しかわるだけで
静かになる
ときには
逃げていく

人よりすごいよ
群れですごしてるからだよね

患者さんの家族に
昔いわれた

「人ごとだっておもってるでしょ?」
「あなたたちは死になれてるのよ」

人ごとだとは思っていない
死にも慣れるなんてない

でも

そんなふうに
感じさせちゃったら
いけない

だいぶ前のことだけど
はっきり覚えてる

いま、どうされてるかな?