いつかはヒトは
お別れしないといけないときがきます

私は

コロナウイルスでの志村けんさんの死以来
心筋梗塞での従兄弟の死以来

人は必ず亡くなるということを
本当に身近に感じました

両親の死
また多くの患者さんのお別れにたちあい
十分にわかっているはずなのに、です
今までだってわかっていたはずな

今を生きている幸せ
それに感謝を感じます

日本人はなかなか死について語ることは
苦手です

患者さんがもしものことを話そうとしたとき
家族は
そんなこといわないでがんばろうよ、とか
縁起でもない、やめてよ、とか
答えてしまいがち、です。

私も父が胆管癌で亡くなりました
父が、
自分が死んだら、これをこうしてと
色々話すのを聞くのが
辛くて

しかも妹や母には話さない

私ばっかりそんなことを聞くなんて
辛すぎるよ、と
すこし不満でした

妹は妹で、なんでわたしにはそういう話をしないんだ、と不満だったらしい

まだ若かった私達は
よくわからなかった
父のほんとの気持ち…

わたし達に迷惑をかけまいとしてくれていた
姉妹、母に、それぞれ伝えることはことなる

妹には癒し、娘を思う父としての姿をみせ
母には甘え、苛立ちをぶつけ
私には事務的なこと、先のことを託す

今おもえばそれぞれに役割があり
それぞれにみせたい父の気持ちがあったのだ
ということ

お別れが来るはずがない、と思っていたけれど
そんなはずはないんだ

あなたにとってのよい死は
どんなですか?

死は避けられない
死を感じて初めて意味のある生を送るのだ、と

感じています

よい死について考えてみようかなぁ
一緒に考えませんか?

よりよく生きるために


お空に旅立つ
あの世があるかはわからない
けれど
わたしはまた会えると
信じています
信仰も特にないけれど
そう感じます
生きていく、か…