いわゆるAYA世代と言われる年代の患者さんにも
がんは発生します。

20代の女性
美容師さんの卵ちゃん

すこし前から左乳房にしこりがあって
友達に相談したら、わたしもあるよー
痛くないなら大丈夫だよー、といわれて

そっか、と放置

だんだん大きくなるけど、痛くないから、と
様子を見ていた。
ある日、首の付け根にゴリっと
しこりを、感じて受診

「絶対よくないものと思ったよ」

実はお母さんも乳がんで、手術されていて
人一倍気にしていたはずなのに、

「やっぱりこわくてさ」

手術はすぐにできなくて、化学療法を先行しました

美容師さんになるのが夢で、あと少しでかなうところ
なんとか治療と学校を両立させようと
したけれど、副作用で休学をせざるをえなくなった

「でも大丈夫!またがんばる」

まえむきに宣言!

乳腺外科の先生から
「一度あってみて。元気になれるよ(元気にしてよじゃないんだ)」
と紹介をいただいた

緩和ケアってどんなイメージ?

「え?なんか緩和してくれそうなイメージ」
「緩和ケアいやじゃないよ?」
「これでも調べてるんだよ、色々」

希望をかなえるために
美容師になるために
がんばろうね、と伝えました


でも


少し私は目をそむけた。
病状は深刻


どうやって支えればいい?
うそはつかない

これを決めました

いっしょに前をむく


おいしいパンについていた
メッセージ
がんばる💪