4月になり、研修医が入ってきました

医師になる時は、人を救いたい、病気を治したい
この気持ちが大きい

そんな研修医に
緩和ケアの話をした

象🐘の絵を描いてみて、と伝えると
みんな、きょとんキョロキョロ

まあまあ、いいから、いいから、と
描いてもらいました

色んな象が🐘🐘🐘

緩和ケアにマイナスイメージをもつ人
むしろよいイメージをもつ人

どちらも、それまでの経験から感じるもの
間違いじゃない

でもね
私達の病院の緩和ケアは
生きることを支える
死が避けられないのであれば、生きる間は生きる

ヒトはいつかはみんな空にいく

じゃあ生きる間は生きよう
治療のための、生きるための
緩和ケア

あしあとあしあとあしあと

なぜ、象の絵を描いてもらったか?
象の足は太いなぁ、鼻がながいなぁ
それだけじゃない。
眼はつぶらでちいさく
耳は大きい
鼻のさきは、少し丸まり
しっぽは意外と小さい


象さんは、太い足だけじゃなく、ながい鼻
小さな眼、大きな耳、ちいさなしっぽ
全部あわせて、象さん

足だけ見ていてもいけないし、はなだけでもだめ

全体をしってはじめて象🐘になる

人を診ることも同じ。
病院では患者さんだけど
家ではおかあさん、おとうさん
会社では会社員
犬からみたら飼い主

それら全部でその人
病気だけが、その人じゃないよ
それ以外の生活に目を向けることができるように
なってほしい、と思うことを伝えました

なんとなくふにおちていそうな人も
そうでない人も

少しずつ、自分のペースですすんでほしい


イヌの肉球
近くでみるとこんな感じ
これも
イヌの大事な特徴
あしあと