ほんとに、緩和ケアを語り出すと
ずーっと話していられる
なぜって、人が好きだから。
お許しください、きままな投稿


①がん、という病気であること
②うつる病気ではないこと
③こどもがしたことやしなかったことでがんに
なったわけではないこと

40代の女性の方
これらをふまえて、つたえた、その後

小4の女の子
「ねえ、だれが私の世話をしてくれるの?」
「ごはんは、だれが作ってくれるの?」

当然の心配。
「おばあちゃんがやってくれるんだけど、なにぶん
歳だしなぁ」
「ダンナは単身赴任だしな、あてにはならないなぁ」

おねえちゃんは?なんて?中3だよね
「ふーん、ってさ。知ってると思ったけど、
何もきいてこないな。思春期だからなぁ」

そっかー。でも、ちゃんとおかあさんの話をきいて
えらいね。十分だよね。
「また、何かつぎにきいてきたら、でいいよね」
「こんど、子供に会ってくれる?」

もちろん、と伝えました。


あしあとあしあとあしあと

子供にとって、大事なこと
今の日常が変わらなく過ごせること

これにつきる。
これだけでいい

後はいつでも聞いていいことをつたえる

小学生くらいだと、学校にいかずにそばにいたい、と
いう子もいるけれど、そんな時は
頭ごなしに、ダメというのではなく

「ありがとう。心配してくれて」の気持ちを伝えた上て、「おかあさん(あるいはおとうさん)も病院で
先生や看護師さんと一緒にがんばるから、あなたも
学校に行って欲しい。勉強やお友達との遊びを大事にしてほしいな、それをみていると安心するわ」

などと伝えてあげてください。

子供とはいえ、やはり大事なことは

こどもが何をしりたくて、しりたくないか。どういう風に今思っているか

日本人は気持ちを伝えるのは苦手だけれど
言葉にしないと、わからないこともありますよね

患者さんも、こどもさんも
生きていくために、同じ方向を向く
医療者も、みんなで一つのチームになる


ヒナが巣から落ちたらしい
親鳥が見張っていました

ある中学生の男子のおかあさん
骨転移で歩くのはゆっくり
ふだんは話さない息子さんが
「つかまれば?」とうでをさしだしたそうです。
すごく嬉しくて、と話されていました
目頭がつーん、と(涙腺弱いんです)