さて、続きです

「おい、はやくあいつらをどかせろ!
ベッドの下にもぐりこんでいる!
あんた達はこわくないのか!」

ベッドの下に、のところで、これは
意識障害、せん妄を疑いました。


まずは、否定せず。声をかけすぎずにかけて
安心できる雰囲気で接します

一番不安なのは患者さん

ゆっくり話を聞くと
前の病院にいた時から、黒い人は2人
いたそうで、いるはずはないし、言っても
伝わらないと思っていたそう

そう感じることは体調によってはありうること

黒い人がいるように感じるのも
あたまがおかしいわけではないこと
薬を使用することで
その感覚は改善すること

ゆっくり伝えました


リスペリドンを少量使用しました

前日に休めていなかったこともあり
しばらく休息

落ち着かれました

お薬はしばらく予防的にもつづけていただくことに
しました

あしあとあしあとあしあと

せん妄は認知症の引き金にもなります

早めに察知し、早めに対応
せん妄を予防することは、夜間の転倒リスクを下げ、
入院期間のむやみな延長を
防ぐことにつながります。

医療安全面からも重要

でもなかなか、理解はすすまない
薬剤への抵抗なのか?

次回は早期発見、早期対応について