あるご家族が、ご挨拶にきてくださいました。
「ほんとうにありがとうございました。
父をひとりの人間としてみてもらえて
嬉しかったです」
何年にもわたる大腸癌の治療
手術から化学療法からやれることは全部
頑張ってきた
家族も食事から送迎から、支えてきた
だからこそ本人の終わりも
悲しいことだけど、寄り添いみまもった。
いくど、人の最期を告げてきただろう。
患者さんの最終章に関わらせていただくことの
重み
つらさに立ち向かう知識と覚悟
お別れの時いつも思います
ありがとう、お疲れ様、また会いましょう
病気はその人の一部にすぎない。
最期まで伴走する
緩和ケアはいつでもあなたらしく、を支える
だから、こういうありがとうは
何より嬉しい