緩和ケア病棟を勧められた患者さんのなかには
すぐに自宅にかえる自信はなくても
悲しみや、怒りを感じる方もあるようです。
なぜだろう?
人には色々な考え方があるので、これしかだめ、とか
これが正しい、とかはありません。
もし、勧められて悲しくなったら
主治医になぜ勧めるのか質問してみるのも
いいでしょう
外国では
緩和ケア病棟はひろく浸透していて、がんのみならず神経難病や心不全、などなど、つらさを和らげるための病院としての位置づけで日本よりは当たり前のようです。
宗教の信仰の違いも大きいかもしれません
神との信仰はひとが病とたたかうために
大事なように感じます。国柄もあるかも、
私自身もとくに信仰はないですが
それらがあることも悪くないと思うことがあります
悲しみや怒りはもっともです
主治医にその理由を聞くことはできましたか?
無理に緩和ケア病棟で過ごす必要はなく
在宅緩和ケアなども検討してみましょう
緩和ケア病棟は
患者さんと家族が病とともにすごせるように
化学療法はおこなわないけれど
医師、看護師、薬剤師、理学療法士、医療ソーシャルワーカー。みんなで患者さんの希望をかなえるように
力をあわせます。
体調を調整し、自信がついたら
一時的でも退院できるようにがんばります
どうしても難しければ
病院を自宅と思い、家族とすごせるような環境を
整える
迷われている方があればお伝えしたい
たぶん、きもちがおちつきます
たぶん、ほっとします
少なくとも私の勤務先は
スタッフ一丸となって、スキルアップに
つとめています
安心してくださいね。
であれば、さいごまで生きよう。つらくなく最後まで生ききったすがたは遺された者が、前に進む力になります