コロナウィルス、心配ですね。
ウィルスみたいな小さなものに人間は勝てないんだなぁと、しみじみ感じます。

いやいや、感心している場合じゃないですね。
気をつけられることは気をつけよう。患者さんにうつしてはいけない。

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緩和ケア内科では、消化器内科、呼吸器内科、婦人科など様々な診療科と連携します。画像も読むし、採血なども普通の診療科と同じに行います。話をきくだけ?とおもわれたりするけど、あまりしられていないけど、全身をみるんです。なぜ?症状緩和にはいろんな知識を組み合わせる必要があるから。普通の診療科なんです。

さてさて、そんな中、患者さんに、病気について、どうきいているか、と質問すると

「聞いたような気がするけど、なんかあたまが白くなっちゃって…」
「抗がん剤をかえるっていわれたような?」
「腫瘍マーカーが上がってるから?点滴するとか?」
「抗生剤?かえるとか、きいたような、きいていないような?」

あれ?カルテには主治医の先生が丁寧に話した形跡も、患者さんの同意も、記載されている。
なぜ?

主治医の先生、ちゃんと話してる?って思って
直接きいてみたこともあります(ごめんなさい、疑って)。すると、ほとんどの先生は「ちゃんと話したし、患者さんもきいてくれていたよ。ふつうだったよ?」

そっか!!

自分にも失敗の経験があります。たくさん💦

患者さんに話した、と、伝わった、は別なんです。よい知らせならともかく、少し心配な話だったら、どうでしょ?最初のお話で、患者さんの思考は停止してしまう。なんとなく、返事もできるけど、理解はできていないこともあるように思います。

医療者が気をつけないといけないのは
①たくさんのことを伝えすぎない。優先順位をつけて
②理解しやすいように、相手にあわせて説明
③自分の価値観をおしつけない
④説得しない。納得していただけるように話す。

患者さんや、ご家族につたえるのは
①質問をする。わかるまでしてもいい
②紙に聞きたいことを書いてくる
③わからないことはわからない、でいい。わからないままはやめたほうがいい。納得して進んでほしい
④自分の価値観伝えていい

がん治療だけじゃないけれど、このコミュニケーションが何より大事。信頼できるからこその治療だと思います。医師がすべて決めていたのは昔のこと。何をあなたに勧めるべきか、医学的に判断するけど、その先は患者さんの価値観にもすりあわせないといけない。そう思います。もっと聞いていい。聞いていい雰囲気つくんないといけない。

そばにいるよ