前述の乳がんの患者さん
抗がん剤をやめることになったときにも、乳腺外科の主治医と交えて、しっかり話し合いをされました。
乳腺外科の主治医からは
「今の体調だと、抗がん剤治療は負担が大きい。これからは緩和医療が主体となる方がよいと思います」
「実際にみていて、ここのところはつらそうでしたよ」
それをうけて患者さん
「先生が、そうおっしゃるなら、そうかもね。実際、最近とても疲れやすくて、身体も重い。治療してるはずが、身体をいじめているみたい」
「なんだかホッとしたみたいな気分」
信頼する主治医からの言葉、抗がん剤をやめるのではなく、負担が大きいから、しないほうがよいんだ、という伝わり方。見捨てない、そんな口調でした。
伝え方って大事です。
医師との良好なコミュニケーションは
がん診療にかかすことができないはず。
スキルアップしないといけません。
抗がん剤をやめることを今相談されている方、そのご家族へ
きっとそれが、今ベストと、判断されているのかも。それは命の終わりを意味するわけではない、と思う。抗がん剤は、生きるために行う治療。命を縮めていいわけはない。そう思います。一緒にかんがえることしかできないけど、一緒に考えさせてほしい。
それも緩和ケア