『延命治療』について、緩和ケア病棟に行ったら、しません、という医療者がまだまだあります。
      
       違う!っておもいます。

延命治療について考えてといわれることは、患者さんご家族によっては、死を宣告されたような気持ちになる方もあるようですが、そうではない。

《自分はどう死にたいか?》は、《どう生ききるか》
それはいつだって考えてよいこと。延命治療をすることが、あなたにとって意味があるか?ということ。

「酸素はやってほしい。点滴も。緩和ケア病棟では何もしてくれない?って知り合いがいいます。大丈夫ですか?」

大丈夫。緩和ケア病棟ではがんと闘うような治療は行いません。なぜ?その治療が患者さんの今に、負担が大きくなっている、と医療者が判断しているから。延命治療がつらさを長引かせるだけではないかと、判断しているから。
だから、つらさが和らぐための治療なら、必要で、病院でできることは行います。

どこで過ごしても、そのときを避けられないなら、どう生きるか、どう過ごすか、だと考えます。

今、延命治療について、緩和ケア病棟について考えることを提案され迷われているのであれば、心配ない。迷いは杞憂だと、きっとわかっていただける。
それが緩和ケア病棟の医療、ケア。