人生逆張りなので、皆様が行楽に出かける混雑時は
弊社バリバリ営業しております!
皆様がお仕事にお戻りになる頃に、ゆっくりと休みを取ろうと思います。


そんな中、極めてオリジナルに近いLP400のお友達に
実車を並べて相違点を教えてもらいました。
どうしても50年前のクルマで、レストアされてると
元がどうなのか、全くわからないからね。


毎日仕事だから、朝飯前の早朝に見せてもらいます。
これなら写真も撮られないで済むし。





赤のカウンタックLP400のオーナーは
LP400を2台、ミウラSも所有していて、
記憶ではフェラーリ限定車であるJ50の
発注者ではないかと推察します。


もう一台のLP400は、イタリア本国のランボルギーニポロストリコに
フルレストアしてもらっていて、まだ本国にあるそうで、
そのクルマがランボルギーニ本社の
お墨付きになるフルレストアとなります。


自分が手に入れてから、塗装など気に入らない点を手直ししていますが、
とても勉強になりました。




この頃の自分は、、、
連日の様にバリバリ仕事をしていますが、米ドル建て200万ドルを、
あと3年11ヶ月で捻り出すために、燃えています。


『あぁ俺も欲しいものは全部手に入れたから、
のんびりして気合いを抜いて生きていくのかなぁ』
なんて事を考えていましたが、ミウラSを買って、
LP400とミウラSを部屋に鎮座させるまでは生き絶える事はできないと再確認しました。


ちなみに貴重なミウラP400のお友達も現車と共に同席する予定でしたが
フェラーリV12気筒での合流でした。
ミウラはカブり気味の時に気温が高いと、エアクリを外していても
火災になる恐れが高く、今日は始動出来なかった、、、
との事でした。


これまで、写真に撮られたり、人前に出たりして目立つのが
あんまり好きでは無いため、夫婦で温泉に出かける時にクルマを動かす
そんな生活を20年以上していましたが、最近になって
唯一のお友達のお誘いでこういう目立つ場所に出る様になりました。
勇気を出して唯一のお友達抜きで単身出かけて車両を見せてもらいましたが、
大丈夫でした。
(別に拉致される訳でもないし、大人だから1人でも平気なんだけど)




どうも生産台数が100台程度の100万ドルを超えるスーパーカーの世界は
誰が国内のどこで何を所有しているか、、、
数が少ないのもあり、それがすぐに判明してしまっている様子です。


自分がLP400をなかば『隠し持っていた』様に所有していたのと、
前のオーナーもコレクションとして保存してたらしく
公道には10年近く乗り出していなかったと推察される車検証履歴から
海外の有料LP400まとめサイトでも、現在のオーナー不明、所在国家不明
そんな感じだったと聞きました。
確かに人目につくラリーやパレードラン、クラシックカーフェス
自分は絶対に参加しないからね、、、


生産当時の写真や、フランスにいたと思われる時代の写真などが
7桁の車体番号(車検証もフェラーリのZFFなんちゃらや
ポルシェのWP0なんちゃらみたいな長い車体番号ではなく
たった7桁の数字だけ、、、車庫証明の時に警察の方が
コレは間違えてるのでは?と勘違いするシンプルさ)
を打ち込むだけで、出てくるのをみせてもらいました。


箱根などでは、単なる旧いクルマで観光に来ました程度なのですが、
外苑前まで乗り出すとLP400が色違いで2台並んでいて、
とにかく海外の人が写真を撮影しまくります。
既に海外のサイトに初めて出かけた外苑前の写真が
シャシーナンバーと共に掲載されていて驚きました。


自分だけが一般人で、周りのお友達はMAで巨額の資産形成をされた方や
もともと有名な資産家の一族の方と思われます。
ただ、建築分野で繋がりがある方が多く、別荘建築で昔から憧れていた
そんな軽井沢の別荘のオーナーがLP400のオーナーでした。
普通はクルマで知っているヒトばかりらしく、建築関係で存じ上げていると伝えると、
クルマで知らずに建築で知っているなんてマニアだな、、、
と驚かれていました。


自宅建築の際に設計してもらった建築家の先生が同じだったり
なぜか建築物の繋がりが極めて高いコミュニティである事がわかりました。


やはり車両が何台も自宅にしまえる建築物を設計してもらい
同時にモダンリビングに掲載される豪邸は、10年前は少なかった記憶があります。


クルマは好きなのですが、本当にコストが天井知らずにかかるのは建築物であり、
またソファなどの家具が、こだわりはじめると極めて高価なので
雑誌に掲載させる様な建築物は、やはり数は多く無いと思います。


みんな別荘を何邸も建ててるのね。
おまけに貴重な車両を沢山コレクションしてるの。
ああ余裕があって羨ましいなぁ、良いなぁって思う?


ううん。そんな事ないんだよ。


皆んなの悩みって、相続絡みなのね。
持株は売却してるから所得税は良いとして(金融所得がメインだからなのかな?)
個人資産の数億円するクルマに対する減価償却、、、
ここに話題が集まっていました。



流石に皆んな知ってるね。
昔から個人名義にしていたビンテージカーの処分を
資産数億円から10億円近くになるから、、、
これから先、、、どうしたものか、、、
そんな話題が出ていました。


皆んな羨ましい?
自分の場合は、どんな場所に行っても『俺は俺』
毎日仕事して納税して、家族を養って
いつ死んでも困らない様に、車両の行末と所有権を
考えながら
頑張って達成するだけなんだよね。


でも、成り上がりの苦労人には苦労人の楽しみ方、
余りまくっているオカネで苦労なく手に入れるのとは
全く異なる達成感があると思ってるんだよね。


こういう額面だけ見ると、凄い価格のクルマ。
確かに歴史的な名車だから、メカニズムとしても刺激としても
量産車とは全く異なる構造物だけど
思い入れや達成感が無いと、どんな刺激も飽きるよね。


こういうのは、思い入れや達成感、
若くて苦労した時からの憧れに価値があると思う。
だから突然に相続したり、天から降ってくる様なカネがあっても
本当の幸せを感じられなくて虚しくなるだけでなく
恐らく達成感は得られないのではないかと思って生きています。



税金に半分持って行かれるので、とても不利な面もあるけど
自分は、とても楽しく充実しています。


価値のある立地に静かに佇む大きな別荘に、
キラキラした宝石の様なクルマを秘密でしまっておく、
自分が死んだ後に、一族でそんな休暇を集まって過ごす
そんな場所を残してあげられたら良いと思っています。


動かせる車両資産は娘に所有権移行する様にしたいです。
(こんな旧いマニュアル車両、運転するのか?)



俺の命日とかに皆んなで別荘に集まった時、
美味い酒でも飲みながら、有利な売却先を探してくれ。
ま、実際のところ、、、
現実的には、そんなもんだろう。


おしまい