海外に行かれないので、子供達も連れて和食を勉強させるために
湯河原の石葉にうかがいました。






宿までのアプローチの路面傾斜が極めて強いのですが、
アヴェンタドールSVはフロントリフトして、あえて
バックでエントランスまで登ると問題ありません。


458スパイダーは車高調オプション無しなのですが、
結構、なんとかなります。



512TRでは行っていません、、、



強羅花壇だとアプローチが緩やかなので、車高調無しのスペチアーレでもOKだと思いますが
石葉は、かなり気を遣うと思われます。



今回はカイエンターボに家族5人で乗り込んだので、
何も気にせずに到着しました。
駐車場の隣は品川ナンバーのRRファントムで
『ああ、、、こういう層に愛されているのね』
と言った雰囲気です。



今日は、5組だけで満室にしている様です。
そのかわり5人家族でお酒を開けて、一泊二日で約50万円のお会計になりました。
クリスタルと夫婦で三種類の日本酒のペアリングコースを頼んでいます。
お酒だけで10万円近く飲んでいるので、お料理の質を考えると、割安だと感じます。



あと、強羅花壇と異なるのは、露天風呂でご一緒すると
必ず年上のお客様から、率先して『こんにちは』と
声掛けしていただきます。
小学3年生の末っ子の教育上、とても良い環境です。
(ホントは、隣り合う離れなどを全て家族で占有しないと小学生は泊まらないのかもしれません)


フルチンでも、礼儀正しく『お先にお風呂をいただいています!』と
キチンと御挨拶しようぜ、とチンコ丸出し挨拶をしてまいりました!





鮑の季節なので、恒例の鮑のコースをいただきました。
値上げして、やっとハイレベルな食事に値段が追いついたと思います。



何事も、安いのが正義ではありません。



時計で例えるなら、、、
これからはRMの様に、普通の感覚では理解出来ない
価格設定でも、客が満足すればビジネスは成り立ちます。


大箱では絶対不可能な料理が出る宿として、末永く
愛されてもらう事を望みます。



ご馳走様でございます!
















ちなみに小学生3年生の末っ子は『白米が小さな釜で
その都度炊いてあって、研ぎ方も糠臭さがなくて
甘くて美味しい!』と、白米ばかり食べてました。


恐らく無農薬で作った米を、その都度精米して研いで
炊いて食べると、研ぎ方や炊き方やミネラルウォーターの
選択で味が変化するのを知っているからと思われます。



彼は白米ばかり食べていました。
好みからすると少し柔らか目かなと感じるのですが、
ホントに美味しい白米で、凄いと思います。
どうやって炊いているのか知りたくなります。
コレにマダカを贅沢に刻んで鮑の炊き込みご飯を
作ったら、不味いはずがないよね。












追加します。


御飯って、いただく環境、言ってみれば食べる人の
健康状態やミネラルバランスとかで変わるよね。
汗をかくと塩辛い味付けが欲しくなったりするじゃん。



好みとかではなく、板場でどれだけ気を遣っているかを
深読みすると、この品質を安定して出すにはトップの思想や
何を重視してもてなすかの組織としての意識が同じところを
向いていないと難しいと思うのよね。




恐らく、全員が同じ理想を目指せる様に、トップの思想を
短い言葉にする様な標語とかあるんじゃ無いかと思うの。
あとは、どんな逆境でも曲げない信念がトップにあるとかさ。
お茶とか、御漬物とか、ある意味手抜き可能なモノが
すごく美味いの。



オレなら、目立つお刺身とかにコストを振り向けて
『わかりやすい高級感』を出しちゃうだろうな、、、







昔話なんだけど、
アヴェンタドールSVで石葉に夫婦で出かけた時に、
鮑の季節だったから、恐らく数年前の今の季節だと思うの。


あの時、ホントに仕事上で急に売上が伸びちゃって
同時に面倒なトラブルも山積みだったの。
組織の稼ぐチカラに体制が追いついていなくて不安定だったんだろうね。
いつも稼いでから、稼ぎに合わせてバックヤードに投資してっから、、、


鮑の天麩羅が揚げても身痩せしてなくて、余りに美味いから
涙が止まらなくなっちゃってさ、
酒入っても、何にも変わらないのが普通なんだけど
疲れきっていたのか、家内の前で泣いていたのを思い出します。
オレ、住み込み天麩羅職人として(本業は違うよ)
ずっと頑張っていたんだけど、コレは無理だと思ったのよね。



個室だから、泣いてようが、素っ裸だろうが構わないんだけどさ(そうか?)
あの時の味と同じなので、とても懐かしい感じで楽しくいただきました。



そんな感じ。